第5 回茅ヶ崎中海岸侵食対策協議会の結果

投稿日時 2010-3-6 20:01:28 | トピック: 海岸侵食

養浜に伴う環境影響調査と養浜モニタリング結果についての報告がありました。

環境影響調査では、昨年に引き続き市内3地区で行われましたが、特に変化はみられませんでした。漁業組合から、養浜砂の濁りによる魚類への影響が心配なため、引き続きこの調査を継続して欲しいとのことです。
海難訓練をしている委員から、沖合で潜水して海底の砂をつかんだりしていますが、シルト・粘土が積もっている感じはなく、また水面から見た砂浜は以前よりも勾配が緩くなったそうです。

養浜モニタリングでは、2006年から現在まで約9.3万m3の養浜が行われた結果、中央部の海岸線は約10m前進して砂浜は回復しつつあり、また砂浜は高い波が来ても粒が粗い砂礫によって砂浜が減ることなく安定していました。
茅ヶ崎漁港の東防波堤際に堆積していた砂は、浚渫をして中海岸の-4m 付近へ投入したとのことで、漁港(市)と海岸(県)の管理者が連携していました。
市内の小学校建設に伴い発生した砂は、昨年の台風18号で侵食した海岸へ養浜したようで、今後も使える砂が出れば有効利用していくとのことです。

このように中海岸で行っている対策は全国でも高いレベルにありますが、利用からみた効果などのソフト面をTVで放映するなど、もっと世論へのアピールが重要とのことです。
最後に、「ぬか喜びはするな、確実に汀線が回復するように願っている」とのことでした。

atugi


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